疲れ果てて帰宅し、ついつい化粧を落とさないまま爆睡。お泊りして、化粧を落とすタイミングがない!など、化粧を落とさず寝てしまう方は、案外多いのでは。
当時、まだ若く肌への意識がまったくなかった私は、夜遅くに帰宅し、つかれてそのまま眠ってしまったりなど、よくありました。翌朝の自分の顔は本当にヒドい!笑
おそらく、化粧を落とさずに寝ることは心のなかではダメなことだと、誰しも少しは感じているかと思います。
でも、眠気に勝てなかったり、落とせない理由があったりするのかと思います。
しかし、メイクを落とさず寝ることは、『一晩で3歳も年をとる』なんていわれていますよ!
それでは大変です。化粧を落とさず寝ると、いったいわたしたちの肌はどんな状態になるのでしょうか?
そのまま寝てしまうとおきる肌の症状と、うっかり落とさず寝てしまったときの対処法をご紹介していきたいと思います。
きっともう化粧を落とさず寝ることは、なくなるはずですよ!
化粧を落とさず寝たときの肌への影響とは
化粧を落とさず寝ると肌にはどんな悪影響があるのでしょうか?
1、肌が酸化する
化粧品は、肌との密着性を高めるために、多くの油分や顔料を使用しています。
時間がたつにつれ、それらは皮脂や汗と混ざりあいます。
そうすると、活性酸素をだして過酸化脂質に変化し、毛穴に入りこむこととなります。
結果的にターンオーバーが乱れてしまい、肌トラブルの原因となってしまうのです。
ターンオーバーが乱れた肌というのは、とても肌が刺激に弱くなり、
- 敏感肌
- 乾燥肌
と、いう肌をつくりだしてしまいます。
敏感肌や乾燥肌は、吹き出物や毛穴の開きなど、大きな悩みのタネとなることがたくさんです。
また、化粧品をずっと肌につけていたままで酸化した肌は、毛穴の黒ずみの原因にもなってしまいます。
せっかくのキレイな肌が、一晩だけで台無しになってしまいます。。
2、顔ダニの発生
ほとんどの人の顔に生息しているといわれている顔ダニ。10日ちょっとで卵からかえるといわれています。肌が正常な状態だと、顔ダニは悪さもしないので、とくに気にする必要はありません。
化粧を落とさず寝てしまった肌は、皮脂や油分が毛穴にたくさん詰まった状態ですが、
顔ダニの大好物は、この皮脂!
顔ダニが異常繁殖してしまいます。
想像するとコワくないですか?ゾッとしちゃいますね。。
顔ダニが異常繁殖すると、肌荒れや吹き出物などの肌トラブルを引きおこしてしまいます。
顔ダニのエサとなる皮脂を最小限におさえるためにも、化粧は落として寝たいものです。
化粧を落とさず寝てしまった場合の対処法とは?
いけないとわかりつつも、ついつい化粧を落とさず寝てしまった方も多いかとおもいます。
しかし、思っている以上に肌のダメージは大きいです。
そのときにできる対処法を、ご紹介したいとおもいます!
1、毛穴を開いて汚れをおとす
大きなダメージをうけている肌は、いつもと同じクレンジングではなかなかもとには戻りません。
まずは、皮脂と油でいっぱいの酸化した肌の汚れをおとす必要があります。
それにはまず毛穴を開く必要がありますので、
- 蒸しタオルをあてる
- お風呂にはいる
と、いった方法で毛穴をひらき、肌の血行促進をうながします。
ちなみに蒸しタオルは、濡らしたハンドタオルを電子レンジで1分ほど温めれば、
スグに完成ですよ。(ヤケドに注意してくださいね!)
化粧を落とさず寝てしまった場合にお風呂にはいると、
- 汗をかいて老廃物を排出する
- 皮膚のサイクルを正常にもどす
と、いったメリットがありますので、おススメですよ。
その後、クレンジングをしっかりと丁寧におこないます。
肌はすでにボロボロの状態ですので、力をいれずにやさしくクレンジングをすることが大切です。
「いつもより優しく」と、自分に言いきかせて洗うと良いですよ!
クレンジング後は保湿をしっかりと
化粧を落とさずに寝てしまった朝は、顔はベタベタですよね。
なので、いっけん肌は乾燥はしていないように思えますが、肌の内部は乾燥でカサカサの状態。潤いをうしなってしまっています。
クレンジングをしたあとは、しっかりと保湿することが大切です。
化粧水や乳液を念入りにし、仕上げに保湿クリームを塗りましょう。
潤いがなくなっている肌に、化粧水でローションパックをし、美容成分をしっかりと浸透させてあげると、より効果的でおススメです。
ローションパックは、コットンを水で濡らし軽くしぼって、いつも使っている化粧水をたっぷりとコットンに染みこませます。
そして、肌全体に乗せていき、3分たったらやさしく剥がします。
そのあとは乳液で蒸発を防ぎ、保湿クリームで潤いを閉じこめましょう。
カンタンで効果的ですので、ぜひ試してみてくださいね!
化粧を落とさず寝るor睡眠不足、どちらの方が肌へ大ダメージ?
遅く帰宅し、睡眠不足になりそうだから、化粧を落とさず寝る。と、いった方も多いのでは?
睡眠不足が肌へのダメージが大きいということは、聞いたことがある方も多いかとおもいます。肌のターンオーバーを正常に保ったりなど、肌の健康に睡眠は欠かせません。
しかし、化粧を落とさず寝てしまうことのほうが、大きなダメージとなります。酸化した肌を放置してしまっていますから、翌朝の肌の状態はボロボロです。
1日睡眠不足なだけでしたら、クマはできてしまうかもしれませんが、化粧でカバーは可能です。
1日化粧を落とさず寝て、顔全体がボロボロの状態ではいくら化粧をがんばっても、
隠しきれません。化粧のノリも悪いです。
たとえ夜遅くになってしまったとしても、数分でクレンジングは終わりますから、
がんばって化粧を落とし、次の朝のダメージを最小限にしましょう!
まとめ:化粧を落とさず寝るのは肌に大ダメージ
化粧を落とさず寝ると、肌の酸化や顔ダニの異常繁殖など、悪影響がたくさんあることがわかりました。
知らずにいたら大変なところでしたね。
わたしもそんなことは知らなかった当時、「化粧を1日落とさなかったくらい平気!」なんて思っていましたが、肌への影響を知り、一切しなくなりました。
眠いとクレンジングは、面倒くさいですよね。その気持ちだけは、今も変わらないです。笑
しかし心を鬼にして、翌朝の自分の顔を見て後悔しないように、これからはチョットの寝不足を覚悟してでも、化粧を落として眠りましょうね!